雑誌をめぐる冒険
http://d.hatena.ne.jp/ayakomiyamoto/20040422
特集内容によってカメラ雑誌やグッズ系雑誌を買うことはあっても、必ず購入している雑誌というのは、もはやアフタヌーンだけなのですが「そういえば今までなんの本を買ってきたんだろう」と思いつきここに記してみようかと思います。というかayakomiyamotoさんの「ぼんやり上手」で過去にやられたネタに便乗しただけですが。しかもこっちはほとんど漫画雑誌ばかり。
小学生:月刊コロコロコミック、月刊わんぱっく
ゼロヨンQ太やダッシュ四駆郎にあこがれ、ミニ四駆やチョロQを買って田宮模型やタカラにお布施していた時期。ファミコンボーイのウソ裏技に泣かされた日々でもありました。
わんぱっくはファミコンゲームの攻略法を漫画で掲載、というパターンが多い漫画雑誌でした。記憶に残ってるのが「ファミ魂ウルフ」と「ゼルダの伝説」で、「ファミ魂ウルフ」は狼に育てられた少年がファミコン勝負でライバルたちをその天才的センスと動物カンで倒していくという、かなり高度なバカ漫画でした。ファミコンロッキーを意識した作品だったのでしょうが、終盤では何故か超能力バトルとなり、富士山を噴火させた敵と戦うというトンデモ展開になり、ある意味ロッキーを超えた内容となってました。
「ゼルダの伝説」はその名の通りゲームを元に作られた漫画で、ゲームの漫画化というのは大抵できが悪く黒歴史となりますがが、この漫画は好評だったのか(私も毎月が楽しみでした)、続編である「リンクの冒険」も同じ作家によって漫画化されています。こちらは前作と違い、オリジナル色の強いものになっていましたが(ゼルダ姫がリンクと共に旅に出る、ゲーム版「リンクの冒険」では登場しないはずのガノンが復活)、最終回ではゲームよりも感動した覚えがあります。まあ、いま思うとあのラスト(とリンクが持っていた武器)はピグマリオっぽいですけどね。
この雑誌は売れ行きが芳しくなかったのか(学年内でも買っていたのは私ぐらいでしたし)雑誌のサイズ変更、連載陣を一新したりとひと通りの迷走した後、休刊。子供ながらに「休みがあけることはないんだろうなあ」と思ってました。
中学生:週刊少年ジャンプ、週刊少年サンデー、マル勝ファミコン、コミックガオ!、ドラゴンマガジン、アニメディア
この頃からですね、オタク度が急加速するのは。ジャンプ、サンデーはいいとして、コミックガオ!とドラゴンマガジンを選ぶあたりで、その後の人生が決まったようなものです。コミックガオ!のお陰で伊東岳彦や迎夏生、夢来鳥ねむを知り、ドラゴンマガジンでライトノベル、TRPGの存在を知りました。マル勝ファミコンは「魍魎戦記MADARA」が読みたくて買っていたのですが、いつのまにか「ダブルムーン伝説」などの読者参加ゲームにも参加。でもやはり致命的なのはアニメディアでしょうか。ダーティペアの表紙に釣られて買ったことは今でも鮮明に覚えています。どうせ買うならNewTypeにしておけばなあと思ったりしますが、今さら後悔しても仕方ありません。
高校生:週間少年サンデー、マル勝ファミコン(後に電撃スーパーファミコン)、コミックガオ!、ドラゴンマガジン、ザ・スニーカー
中学生時とあまり変化はありません。そのまま突っ走っている感じです。ジャンプやサンデー、マガジンは仲間内で回し読みするようにしたりと、少し知恵を使うようになってました(私はサンデー担当)。あとはライトノベルの外伝が掲載されていたザ・スニーカーが追加されたぐらいでしょうか。
専門学生:週刊少年サンデー、RPGマガジン、ファミ通
一人暮らしを始めたことにより雑誌の収納スペースが有限になったことに加え、バイトをしてなかったので、出費を減らすために購入誌を減らした時期です。あとは「立ち読みで済ます」という手段を覚えた頃でもあります。出費を減らすといいつつ、代わりにマジック・ザ・ギャザリングなどの金を食うTCGにハマってましたけど。一時期、服装にも気を使った方がいいかなと一回だけMEN'S NON-NOを買った事がありますが、ほとんど読まずに終わりました。ファッション誌を買ったのは後にも先にもこの一回だけです。
社会人(20代前半):週刊少年サンデー、RPGマガジン、TITLE、Relax
いきなりサブカル系に走り出した頃でした。おそらく雑誌の適度なオシャレ感に毒されたのだと思います。この頃は毎月購入していましたが、今では特集内容によっては立ち読みするくらいです。人間、無理しても長続きしないと悟った時期でした。