とらドラ!最終回

ここ最近、仕事やらプライベートが忙しかったのが、ようやく暇になってきたので、久しぶりにリアルタイムで「とらドラ!」見ました。以下、全部見終えた感想など。




放映開始時の竜児と大河のドタバタがけっこう面白くて「そのうち原作を読んでみようか」とか考えてたんですが、実乃梨の暗い面が見えてきたあたりから違和感を感じ、徐々に冷めてしまった感じです。竜児や北村、櫛枝、亜美も基本的にいい子で、それぞれ大事に思ってる人がいるんだけど、大事にしすぎて肝心な所を見逃してる。もしくは気づかないようにしている。微妙なさじ加減なんだろうけど、そこらへんの描写がなんとなく見てて居心地が悪かった。


あと、竜児がいつ大河を好きになったのか、アニメを見る限りではよく分からなかったなぁ。御飯を作ったり身の回りの世話をしてあげたりと、大河を大事にしてるのは分かるけど竜児は彼女のどの部分に惚れたんでしょうね。あまり感情を表に出さない点と客観すぎる視点が相まって、私の目には竜児が典型的なエロゲ主人公にしか見えなかった。でもキスはエロくて良かった。北村の鈍感さは本当に暴力的だと思う。


櫛枝の「私の幸せは、この手で、この手だけで、掴みとるんだ」というセリフにも「じゃあなんで竜児のことを諦めるの? 掴みとらないのか」と思ったり、大河の「誰も私のことを知らない」も「自分を知ってもらう前に周囲の人のことを知ろうとしたのかなぁ」と青臭い反論まで考えてしまう始末。メイン5人の中でマトモに思えたのは亜美くらいかな。というか皆、歳府相応に小賢しいんですよね。物語上の高校生に文句言うのもなんですが、5人のうち誰かひとりでも、同級生の春田や能登のような年相応に素直でバカな子だったら印象が違っていたかもしれません。


それなりに楽しかったけど登場人物に感情移入できなかったせいか、いまいちのめり込めなかった惜しい作品でした。漫画版は大河が可愛いので読んでますが、原作の小説まで手を出すかは微妙。DVDも買おうか悩んだままスルーしっぱなし。



べ、別にパンツじゃないからDVDを買わないわけじゃないんだからね!