文学少女を読む手が止まらない【630円】

“文学少女”と繋がれた愚者 (ファミ通文庫)

“文学少女”と繋がれた愚者 (ファミ通文庫)

意外な爆弾を抱えてた芥川くん、一巻目で「人の心が分からない」と言っていた竹田さんと、心葉の回りはメンヘル手前の人ばかりですな。ひときしりはしゃいだ後の竹田さんの「楽しくありませんよ」という本音のセリフが作中で一番怖かった。周囲がこんな人ばかりじゃベッドから出たくなくなるのも分かります。遠子先輩と、恋するツンデレ同級生の琴吹さんがいなかったら話が重すぎてついていけなかったよ。あと遠子先輩を困る表情が何より大好きな麻貴先輩。この人は間違いなく変態です。そして本編最後の1ページでついに彼女の名が。てっきり亡くなっていたものとばかり思ってましたが生きてたのか。先が気になってしょうがない、でも読み終わってしまうのが勿体ない(最終巻も出てるし)と思った作品は久しぶりだ。